臨床薬学科

研究分野

基礎薬学分野

疾病の薬物治療を行う上で基礎となる理論を構築する研究分野です。

機能形態学
生体は、多くの器官が有機的に繋がり情報交換を営むことによって生命活動を維持しています。健康な時に体がどのように機能しているかを理解することは、疾病時に起こってくる生体変化を知るために必要不可欠です。さらに、薬物の作用機序を解明する上で重要な学問です。
病態生理学
患者の代表的な症状と臨床検査値に関する基本的知識から患者情報を知ることができます。効果的な治療を行うには、疾患に関する知識を把握する必要があります。ここでは、薬物治療をする上で、薬物選択と副作用の防止など重要な情報を与えてくれる分野です。
薬理学
生体に対する薬物の作用機序を明らかにする学問です。薬物療法における薬の選択を行うための基礎となる研究分野です。医薬品の薬効だけでなく、副作用や薬物相互作用などの有害作用の発現機構を解明し、危険を未然に防止する上でも必須です。
薬剤学

薬物が効果的に作用を発揮するためには、最適な時間に必要量の薬物が適切な部位に到達することが大切です。この分野は、薬物の物理化学的、及び生物学的性質を基礎として、多剤併用時における薬物間相互作用を明らかにし、それによって投与する薬剤の剤形や用法を研究する学問です。

臨床薬学分野

薬剤師実務の最前線で、臨床に直接関係する応用薬学分野です。

薬物動態学
医薬品の適正使用のためには、投与される薬物の放出、溶解、吸収、分布、代謝、及び排泄の体内動態を正確に把握することが極めて大切です。薬物の血中濃度を測定して投与計画を立案し、必要な時期に必要量の薬剤を作用させる方法を研究する不可欠な学問分野です。
薬物治療学
薬理学や病理生理学などの基礎知識を用いて、個々の疾病の状況に応じた薬物の選択と用法・用量の決定をするなど、適正な薬物療法のあり方を研究します。さらに、処方薬の医薬品情報の検索、薬局窓口での聞き取りや服用指導にも関係する学問です。
臨床薬理学
患者の年齢、性差、疾病の種類や重傷度、合併症の有無、懐妊などにより薬の作用は変化します。薬物療法の対象となる生体の生理学的特性に応じた医薬品の作用特性を研究する学問です。新薬の開発にあたって患者を対象として行われる臨床薬効評価もこの分野に含まれます。
臨床薬剤学
医療の現場における薬剤師の主要義務である処方箋授受から疑義照会、調剤、服薬指導に至る流れに必要な知識と技術を研究する学問です。この分野にはさらに病棟義務、薬歴管理とDI活動など、薬剤師実務の主要部分を包括します。