施設紹介/中央機器室

施設紹介/中央機器室

約85台におよぶ最新の大型研究機器や器材を集中管理し、学内の研究、教育設備の中枢的な機能、役割を担っています。

24の専門分野の研究、教育に必要な機器の共同利用を図り、化合物の合成、精製、構造分析に利用しています。基礎的な研究のみならず、新薬の開発から、生命体を構成する有機化合物の分析、研究など、生化学、遺伝子工学や、臨床、医療薬学などの高度な研究にも対応し得る研究設備と環境を誇ります。

単結晶X線回折装置

分子が一定の規則で並んでできている単結晶に波長の短い電磁波であるX線を照射すると、X線は結晶格子によっていろんな方向に回折します。このX線による回折結果を解析することにより、結晶構造を決定することができます。

円二色性分散計

溶液状態の物質の円二色性*を測定することによって、光学活性化合物の絶対配置、あるいは絶対構造を決定することができます。
*円二色性:内部構造がキラル(化合物それ自身と、それを鏡に映した形の分子とが重ね合わせることができない構造)な物質が円偏光を吸収する際にその左円偏光と右円偏光に対して吸光度に差が生じる現象
 

ICP発光分光分析装置

高温プラズマ中に水溶液試料を挿入し、その原子の発光スペクトルを測定することによって、元素の定性・定量を行うことができます。水溶液試料中の多元素(主に金属元素)の定量は、ppm~ppbの濃度範囲で測定ができます。
 

液体クロマトグラフ質量分析計

医薬品の候補となる化合物の探索から臨床実験に至る医薬品開発において、化合物の質量数を高精度で測定することにより定量と同定を行います。薬物代謝や薬物動態などの解析情報を精度良く提供してくれます。
 

超伝導フーリエ変換核磁気共鳴装置

500MHz超電導磁石を備えた核磁気共鳴装置で、低分子量の有機化合物から生体関連物質や高分子材料まで、広範囲の物質に関して微細構造、物性、立体化学などの高度な情報を得ることができます。
 

レーザイオン化飛行時間型質量分析装置

タンパク質・核酸・糖質等に補助物質を共存させてイオン化し、生じた分子イオンの飛行時間を測定することにより、物質の分子量を決定します。分子量30万ダルトン以上の物質について、ピコモル量(p mol=10-12mol)で測定が可能です。
 

フルオロイメージアナライザー

ゲルやフィルム上で化学発光、蛍光、化学蛍光および可視染色試料を検出し、パソコン上でイメージングすることができます。高感度で定量性にも優れており、タンパク質や核酸の分析に必須の機器です。
 

分析走査電子顕微鏡

光の代わりに電子を利用して動物、植物、微生物等の生体試料や、鉱物や金属材料の超微細表面構造の解析、およびサブミクロンレベルにおける含有元素の分析を行います。分解能は、0.1nm(100万分の1mm)です。
 

遺伝子操作と細胞培養

バイオハザード対策用キャビネット(奥)の構造は、無菌フィルターの使用により内部はクリーンな状態であること、および弱陰圧で、有害物質を外部へ排出しないようになっています。細胞を用いた遺伝子操作や無菌操作が必要不可欠な細胞培養に用いられます。手前は、倒立顕微鏡でシャーレ上に培養しているがん細胞を、無菌的に観察しているところです。
 

超遠心機

遠心機の能力は発生する遠心力を計測したG(重力加速度)値で示し、数千Gまでかけられるものを遠心機、数万G以上を超遠心機と呼びます。本機はろ過等では分離困難なけん濁した試料に対しても有効です。細胞破砕液から、細胞内小器官であるミクロソームや小胞体、可溶性画分を取り出すことができます。
 

フローサイトメータ

細胞浮遊液を高速で流し、短時間(数秒から数分)に多量の細胞について散乱光や蛍光などを測定することにより、細胞の同定や種々の細胞の存在比を解析します。また、DNAやタンパク質、カルシウムなどを定量的に染色する蛍光色素を用い、細胞内での存在比などを分析することもできます。
 

高分解能二重収束質量分析計

分子の分子量を高精度で測定したり、その構造を調べたりするための装置です。核磁気共鳴装置(NMR)と併せて、新しく合成、抽出された化合物の分子量確認および構造解析に無くてはならない分析機器です。
 

 

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