健康薬学科

研究分野

生命科学分野

疾病にかからないための“一次予防”計画にあたっての基礎研究分野です。

生化学
生命現象を科学的に解明するために、糖、アミノ酸とたんぱく質、脂質、酵素、ビタミン、補酵素などの生体を構成する物質の構造や性質からはじまり、生合成と代謝を分子レベルで解き明かします。さらに、生体内の生理活性物質を明らかにする学問領域です。
分子生物学
遺伝子情報伝達物質DNAの操作技術は、急進展を遂げ、近い将来分子レベルで生命現象が解明され、医療や創薬への応用が期待されています。これらの新しい技術を用い、遺伝子発現、タンパク質生合性などを研究教育の対象とする分野です。
生体防御学
免疫学は、生体防御反応の主流として急速に発展し、感染症の予防と診断、治療に大きく貢献している学問です。免疫の機能・制御機構などや抗アレルギー薬などを研究対象としています。
環境科学
現代社会において、農薬、PCB、ダイオキシン、環境ホルモン、フロンガス、排気ガス、有害廃棄物などの地球環境に関わる問題は非常に多く、その大半が未解決です。この分野は、環境衛生と環境保全を目的とした学問で、最も身近な薬学の研究領域です。
放射線科学
病気の診断や治療において、放射線はなくてはならない存在となっています。より正確な診断、効果的な治療、さらには医療被ばくの低減のためには、放射線の性質や生体への影響を深く理解する必要があります。医学、薬学の発展において欠かせない重要な研究分野です。
 
予防薬学分野

予防医療の推進をはかるための健康な食餌や公衆衛生などの研究をする分野です。

薬物解析学
医薬品の有効性と安全性を評価するために、まず化学物質の構造や性質などの基本的性質を理解し、さらに薬物の生体内動態や安全性などに影響する物理的性質を解析する必要があります。また、医薬品の品質試験やその延長上線にある製剤設計との関連性の上からも不可欠な研究分野です。
食化学
薬食同源と言われるように生命を養い、健康を保つには食生活が極めて重要です。食品に含まれる栄養素を化学的に研究し、その過剰摂取や欠乏がもたらす人体への影響、さらには食品中の化学物質の機能を明らかにする学問であり、予防医療に欠かせない研究分野となります。
感染予防学
科学の発展と並行して抗生物質の耐性菌が出現するなど感染症の多様化が起きています。また、ウイルスによる疾病のグローバル化が懸念されます。インフルエンザやエイズに代表されるこれらのウイルス性感染症、ならびに各種耐性菌の克服は人類の悲願であり、予防医療の最先端領域です。
公衆衛生学
その名称が示すように、公衆の生を衛るための学問分野であり、保健統計、疫学、健康管理法などの保健衛生が基礎となります。さらに食品の変質、微生物汚染による食中毒、農薬、食品添加物、覚せい剤などの化学物質による健康への影響もこの分野の研究対象となります。