漢方薬学科

研究分野

医薬化学分野

薬学に欠かせない、化学構造と物理・化学的な性質・反応性に関する知識をみにつける分野です。

薬品反応学
化学物質である医薬品を、その化学的性質の観点から理解することは、薬学がもっとも必要とする基本的なことがらである。医薬品の作用を構造式と関連づける構造活性相関、ドラッグデザインさらに医薬品分子の合成の基礎となる有機化学反応を研究する分野である。
薬品分析学
物質の構造の違いに由来する化学的あるいは物理的性質の差を利用して、種々の物質を定性的あるいは定量的に分析する手法を研究する分野である。分析技術は、薬学研究のすべての分野で必要とされる基礎技術としてその発展が切望されている。
天然物化学
漢方薬を構成する生薬や混合製剤の成分構造を化学的手段により研究・解明することは、漢方を理解する上で欠くことができない学問である。構造有機化学の技術を駆使して漢方独自の修治加工による成分変化、薬効変化も今後の研究課題である。
医薬品化学
創薬研究の第一歩として、薬のターゲットの探索、リード化合物の創製、その最適化と候補化合物の選定に到る作業は、従来と極端に変わっただけでなく、現状ではかなり経験的方法が用いられている。この点に関してさらに有機化学を基盤として学問の進展が必要である。
漢方薬学分野

漢方理論を解明し、現代医療の中に生かすための手法や評価を学ぶ応用分野です。

生薬学
漢方薬を構成する生薬をはじめ、家庭薬、民間薬、伝統薬などに用いられる個々の生薬について、その基元植物を明らかにし、生物学的特性、含有する成分、薬としての作用などを解明する学問である。生薬の加工、管理保存法、鑑別法、試験法などの製剤化に関する手法の改善も行う。
薬用資源学
天然資源に医薬品のソースを求める研究分野であり、医薬品原料の確保の観点から、微生物、植物、動物、鉱物などのアプローチや民間薬へのアプローチが必要である。薬用植物の育種、栽培生産、流通のほか、バイオテクノロジーによる動植物の増殖なども対象となる。
漢方薬物学
生薬の生理活性は、合成薬に比較して一般に作用が緩和であり、作用が特定していることなどから、その薬効の実験的証明にはより巧妙な手段を必要とする。エビデンス・ベイスド・メディシンとして新薬と同レベルの評価を経て、漢方を現代に活かすための研究領域である。
漢方治療学
漢方調剤を実施する際に、薬剤師が服薬指導、薬歴管理、疑義照会、病棟業務を的確に遂行するためには、漢方の臨床を知っておく必要がある。そのために漢方理論による診断と治療について研究し、漢方薬局における患者のセルフメディケーション推進する研究分野である。