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梶輝行教授が日本教育事務学会第5回大会シンポジウムで講演

2017-12-04

 本学教職課程担当の梶輝行教授が12月2日(土)に日本大学文理学部で開催された日本教育事務学会第5回大会のシンポジウムで、「社会に開かれた教育課程・学校づくりに果たす学校事務職員の役割」というテーマに関して、「教育課程の視点」から講演されました。
 本シンポジウムは、文部科学大臣補佐官の鈴木寛氏から国の教育政策の視点を踏まえ、これからのわが国の教育の在り方・方向性についての記念講演があり、それを受けてテーマに基づき、大会実行委員長で日本大学文理学部教育学科長の佐藤晴雄教授の司会で進行されました。
 梶教授は、今年3月に公示された小・中学校の次期学習指導要領への学校事務サイドの対応に関して、改訂の理念を踏まえ「社会に開かれた教育課程をめざすカリキュラム・マネジメントと学校事務」の演題で話されました。中央教育審議会の総則・評価特別委員会の委員として参加した経験を踏まえ、今回の大掛かりな学習指導要領の改訂内容に基づき、各学校では新教育課程に対応した教育環境整備がこれから本格化する中で、学校事務職員の役割がこれまで以上に重要であることを指摘。また、今回の改訂を踏まえた教育課程の編成とその実践準備を進める上で、児童・生徒により良い教育を実践し、実りある学習の機会を提供するためには、教員と事務職員の一体的な取り組みが欠かせないことを強調。併せて、真の意味での「チームとしての学校」の具現化をめざす方策の一つとして、現在急速に拡大している地域との協働による学校運営を推進する学校運営協議会を学校に設置し、いわゆるコミュニティ・スクールとして、地域の参画・協働を得ながら新教育課程の編成やその実施に向けた支援の具体、さらには地域における学校の果たす役割の相互の認識への期待を提起。
 鈴木補佐官からは、梶教授の指摘に対して、いま現在、国が取り組んでいる新しい学習指導要領の実施に向けた概算要求の取組状況などの補足説明があり、地方教育委員会とともに適正な予算措置を行い、新たな教育課程が着実に学校において実施できるよう尽力していく意気込みを語られました。シンポジウムは、佐藤教授の巧みな司会で、終始盛況で和やかな雰囲気の中で行われました。
シンポジウム終了後に参加者からは、これからの学校行政の対応の流れと事務職員としての覚悟が伝わり良かったという意見、教育委員会の教育行政における予算確保の心配とそれの学校への伝達のあり方に関して注目して対応をこまめに行う必要性があることを認識したなどの意見、またコミュニティ・スクールの導入の必要性を、本大会を通じて実感したという意見などが梶教授のもとに寄せられました。シンポジウムを通じて、梶教授は学校行政を担う事務職サイドへの今後の取組に対するエールと具体的な方策を提示されるなど、貢献に努められました。

 

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シンポジウムの様子


〔右から佐藤晴雄教授、梶輝行教授、鈴木寛文部科学大臣補佐官、吉田和夫教授〕

 

〔本学梶輝行教授の講演〕

 


〔新しい教育課程編成に向けて学校事務職の役割と具体的な取組を指摘する梶教授〕