お知らせ

本学学生が医薬史に関心を寄せて日本医学教育歴史館を訪問

2018-03-12

 3月8日木曜の午後、お茶の水の順天堂大学センチュリータワー17階に開館した日本医学教育歴史館を、本学の学生7名(1~3年)が訪問しました。参加した学生は、29年度後期の「医療と哲学」(担当:梶 輝行)を受講した1年生と、今年3月に学生サークルとして発足した医薬科学史研究会の2年生・3年生とが合同して、日本の医学教育の歩みを、古文書、和本、洋古書、書画、絵地図、絵画、写真などの歴史的資料をはじめ医療機器などでビジュアルにわかりやすく展示を工夫する同館を参観して学びを深めました。また同館の映像フロアーでは近代医学の歩みについてオリジナル製作した動画作品をも視聴し、より一層理解を深めることができました。
 同館の展示物の多くは、順天堂大学の所蔵にかかる主に近現代の医学史関係の資料。それらを中心に一部は東京科学博物館所蔵の関係の書画・写真等を複製した資料で補いながら、展示全体は同大学の創始者である佐藤泰然に関係する江戸時代後期の蘭方による西洋医学の導入・摂取を基点に、明治のドイツ医学の採用による近代医学制度の創設期から、戦後の米英医学の導入を経て現代に至る医学教育の歴史を概観できるよう工夫がなされています。同館は事前予約により観覧が可能となるシステムであるが、今回は図らずも俄かに観覧日の快諾を得たことで参観する機会に恵まれました。
 今回の参観では、同館学芸員より直接展示解説をいただくことができ、詳しく展示の資料を理解することができましたが、館内には個別に詳しく資料を理解することができるよう展示解説用のiPadを受付で貸し出しており、本学学生は学芸員の方の説明の後、さらにiPadを用いて個別に参観し、興味・関心のある資料を再度観覧していました。同館では、参観アンケートに回答した参観者には独自に作成した解説冊子を無料で配布するなど、普及・啓発にも努めていました。
 本学に発足したばかりの医薬科学史研究会では、今回の巡見を契機に学内での研究活動を本格化するとともに、季節ごとに学外の医薬史関係の資料館や史跡等を巡見して知見を広める活動を予定しているとのこと。大学での授業を通じて、本学学生が医薬史・科学史に興味・関心を高め、主体的・積極的に学びを深めていく活動が今後更に広がることを期待してやまない。(引率教員代表:梶 輝行)

 

日本医学教育歴史館の入口 学芸員の解説を受ける本学学生 神農図とヒポクラテス像の前で解説を受ける学生 iPadを手にして個別に観覧活動をする学生 植物図の解説 映像フロアーでの動画の視聴 学芸員の方と参加者記念写真